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第21号 2011.1.2 まこと流まちづくりの地平

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                _/_/ まこと流まちづくりの地平 _/_/
              _/_/_/ 第021号_/_/ 2011/01/02 _/_/

    2011年の幕開け、おめでとうございます。
     21世紀も早10年が過ぎ、90年代以降20年間にわたっ
  て模索してきた新しい時代を具体的に展望する時期になりまし
  た。残念ながら、表面的には前世紀の“遺物”を引きずった政
  治や行政、経済が時代を一層混迷状態に陥れているように見え
  ますが、じっと眼を凝らして神経を研ぎ澄ませてみると、私た
  ちがこれから迎えようとしている新しい時代の価値観や仕組み
  は、すでに随所に見えています。

   そうした新しい時代のキーワードを読み取れない人々や集団
  は、やがて間もなく過去の存在になるのは時間の問題だといえ
  ます。この20年間の足どりをしっかりと総括し、時代を先取
  りしていく感性が今こそ求められているといえます。
   新しい感性を、新しい革袋に注ぎ込み、新しい年を明るい
  「希望」の出発点にするよう、かみしめたいと思っています。

_/_/_/ 明石まちづくり小史

   === 4月市長選向け「市民マニフェスト」策定を呼びかけ===
     市民自治を推進できる市長像と政策を市民の手でつくる

      明石のまちは新年早々から、新しいリーダーを選ぶ市長選挙
   モードに入りそうです。12月市議会で表面化した北口市政の
   破たんと、3選出馬断念の表明によって、次の市長候補擁立の
   動きが始まりました。

    市役所内部や市議会筋では、北口市長の3選阻止に動いた幹
   部職員ら市役所内部候補の検討と併せて、かねてから噂に上が
   っていた県庁職員担ぎ出しなど行政職員をトップに擁立する動
   きが水面下で進んでいます。他方、昨年3月に北口市長がみん
   なの党から参院選に出馬の話が浮上した際に、いち早く市長選
   出馬意向の手を挙げていた元衆院議員が今回も立候補へ動いて
   いるといわれます。

    こうした状況の中で、市政刷新のチャンスを市民はどう生か
   していくのか―と、年の瀬も押し詰まった26日、「これでい
   いのか!明石市政を考える会」が緊急市民集会を開きました。
   集会には45名の市民が集まり、明石では前代未聞の市長問責
   決議に至った経緯や背景について意見交換するとともに、2代
   続いて市長が失脚に追い込まれた明石市政をどのような市政に
   変えていくのか、熱い議論が交わされました。

    北口市長にトップとしての資質的な問題が多々あったとして
   も、市長一人の問題にしてしまわずに、市役所と議会の体質改
   善に焦点を当てなければ、またぞろ問題を繰り返しかねない―
   という懸念の声が相次ぎました。
    そのためには、市役所の組織的問題にもメスを入れるととも
   に、昨年施行した自治基本条例に基づいた「市民自治」を実体
   化していく具体的な政策の立案と実行、本格的な議会改革が求
   められることが指摘されました。
   
    4月の市長選では、そのような課題をしっかりと担える市長
   を選ぶことが、何よりも重要だとの議論が交わされました。

 _/_/「市民マニフェスト」を立候補予定者にぶつける
   場合によっては独自候補の擁立も視野に、先ずは政策づくり

    集会では「市民マニフェスト」の策定を急ぎ、市内全域で地
   域課題も掘り起こし、「市民がつくるマニフェスト」選挙をめ
   ざすことが確認されました。独自候補者の擁立如何にかかわら
   ず、市のトップリーダーを選ぶ市長選挙に市民が主体的に関わ
   ることが自治基本条例をつくった市民の努めであり、市民自治
   の実現につながるという考え方です。

    ともすれば、政党や団体、行政が勝手に候補者を擁立し、市
   民は「お客さん」として投票させられる、これまでの選挙実態
   から脱却しようという試みでもあります。

    市長選挙に際して、市民団体が政策議論を重ねて「市民マニ
   フェスト」を作成し、立候補予定者に突きつけたり、場合によ
   っては候補者擁立にも動く事例は神戸市や奈良市でも行われて
   います。
    奈良では政策研究団体が自らは候補者を擁立しない前提で、
   2005年、2009年の2回にわたって実施しました。神戸
   では震災後の市長選挙で繰り返し試みられてきましたが、こち
   らは自らも候補者選考に取り組んだ点に特色があります。

    明石では政策提言市民団体が早くから活動してきたことから、
   今回も「考える段階から、すでに行動する段階に入った」と分
   析し、新年早々いち早く『明日の明石市政をつくる会』に発展
   させ、1月16日には「市民マニフェスト」を策定するための
   市民集会を開催する予定にしています。

    集会までに2回の策定委員会を開いて政策のたたき台をまと
   める一方、地域ごとの政策課題を広く公募し、多くの市民が政
   策づくりに参加する運動を起こすことを明らかにしています。
   文字どおり「市民がつくるマニフェスト」です。

   ※詳細は 明日の明石市政をつくる会 HP参照
        http://akashi2011.com/

 _/_/カギは市民自治の具体化と重要施策の具体的な処方箋
   自治基本条例を基本に
   「新しい革袋」と「新しいタイプのリーダー」を

    今回の市長選の焦点は、明らかです。2代続いて市長が失脚
   するという背景と原因を究明し、市政のトップをすげ替えるに
   とどまらず、これを大きな教訓として二度とこのような失敗を
   繰り返さないよう、市民はもちろん職員も議会も「新しい革袋」
   を用意することです。古い革袋に古い体質のリーダーを選んだ
   のでは、第三の“失脚市長”を生み出しかねません。

    「古い革袋」とは何か?「古い体質のリーダー」とは何か?
   ということを明確にするとともに、「新しい革袋」と「新しい
   リーダー像」を市民が一緒になって追求しなくてはなりません。
   ともすれば「選挙に勝てる」候補や支援組織の組み合わせに走
   りがちなのが「古い選挙」でした。そうした動きが市民の関心
   を遠ざけて、投票率の低下を招いてきたことに注目すべきでし
   ょう。

    明石市は昨年、市民自治をめざして「新しい革袋」をつくり
   ました。明石市という基礎自治体の“憲法”である自治基本条
   例です。具体的な仕組みは市民参画条例や協働のまちづくり条
   例、住民投票条例などの個別条例づくりや抜本的な情報共有シ
   ステムの構築に委ねていますが、少なくとも新しい明石市政は、
   自治基本条例に盛り込まれた理念に基づいて、その具体化のピ
   ッチを上げることが最優先の課題でしょう。

    たこフェリー再開と明石港周辺整備や中心市街地の活性化な
   ど具体の重要政策も、市民自治の実践課題の一つとして取り組
   むという位置づけを欠かせません。

    明石市は3月市会での制定をめざして、年末ぎりぎりに市民
   参画条例の素案を発表し、パブコメを始めています。しかし、
   市民参画の仕組みという基本的な条例づくりが、わずか2カ月
   の検討委員会の審議であっという間に決められました。この間、
   市民にはほとんど内容が明らかにされないというプロセスその
   ものが、市民参画条例にふさわしくないばかりか、具体的な参
   画の仕組みも“現状追認”にとどまり、新しい市政運営の仕組
   みをつくろうというものにはなっていません。

    この条例についてはあらためて触れますが、市政の危機的状
   況が続いているどさくさ紛れに、このような安易な進め方が自
   治基本条例とはほど遠いものであることは明らかです。自治基
   本条例というせっかくの「新しい革袋」を台無しにしてしまい
   かねません。

    具体的な市政の課題を実践していく中で、市政の体質をどの
   ように変えていくかが問われています。「市民マニフェスト」
   づくりは、その重要なプロセスになるはずです。

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_/_/_/ まちづくり異聞(イベント案内、その他)

    _/_/ 明日の明石市政をつくる会 市民マニフェスト策定委員会

        _/ 2011年1月9日(日)午後6時〜9時30分
           明石市立生涯学習センター7階学習室1A
          (明石駅前のアスピア北館7階)

     ○「市民マニフェスト」のたたき台をもとに原案を作成
     ○市民マニフェストの肉付けと地域課題の集約計画協議
           
       http://akashi2011.com/

    _/ だれでも参加できます。無料

    _/ 主催:明日の明石市政をつくる会(仮称)
      連絡先:住民自治研究会あかし
            E-mail:jichi-ken@jichi-akashi.com

  _/_/ 明日の明石市政をつくる会 マニフェスト市民集会

        _/ 2011年1月16日(日)午後2時〜4時30分
           明石市民会館 第1・2会議室 (明石市役所隣り)

     ○「これでいいのか!明石市政を考える会」(仮称)を発展させる
     ○「市民マニフェスト」の原案を発表し、意見交換
     ○市民マニフェストの肉付けと地域課題の集約方針
     ○参加者による意見交換会
      
       http://akashi2011.com/

    _/ だれでも参加できます。無料

    _/ 主催:明日の明石市政をつくる会(仮称)
      連絡先:住民自治研究会あかし
       E-mail:jichi-ken@jichi-akashi.com
      
       http://jichi-akashi.com/jichi.html


  _/_/ 第4回雨水ネットワーク会議全国大会2011in大阪 プレシンポジウム
      
     (8月5-6日に大阪で開催予定の全国会議のプレシンポです)

        _/ 2011年2月5日(土)午後1時〜5時
           西宮市民会館アミティホール 4階中会議室
          (阪神西宮駅前の西宮市役所南側)

     ○これまでの雨水利用、これからの雨水活用
       〜雨水活用に関する制度、規準を考える〜
     ○寝屋川地域の総合治水対策 安岡政光さん(大阪府河川整備課)
     ○今なぜ雨水活用か         村瀬誠さん(東邦大学客員教授、天水研究所代表)
     ○雨を制御し、活用する建築 神谷博さん(建築学会雨水建築規格化小委員会)
     ○洪水防止と健全な水循環再生のための雨水地下浸透
                    屋井裕幸さん(雨水貯留浸透技術協会)
          
    _/ だれでも参加できます。無料。事前申し込み制。定員100名

    _/ 主催:雨水ネットワーク会議全国大会in大阪実行委員会
      申し込み、連絡先:同実行委員会事務局
               E-mail:info@kansaiamamizu.com
                              050-5520-3300 fax06-6964-2520
           または、県民交流広場西宮北口北東地域推進委員会
               E-mail:kenhiroba@zeus.eonet.ne.jp
                              0798-66-5881 fax0798-66-5886
        
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_/_/_/ 発行: 市民まちづくり研究所 / 松本誠 MATSUMOTO,Makoto
        http://matsumoto2008.com
        e-mail:makoto@matsumoto2008.com
        e-mail:matsumoto-mk@nifty.com
        ※ご意見・ご感想をお寄せください。
        ※バックナンバーはホームページにアップしています。
        ※転送・引用・その他の活用を歓迎します。
         活用に際しては発行者の著作であることがわかるようにしてください
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最終更新時間:2011年02月10日 11時34分04秒