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第15号 2010.1.31 まこと流まちづくりの地平

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                   _/_/ まこと流まちづくりの地平 _/_/
                 _/_/_/ 第015号_/_/ 2010/01/31 _/_/

_/_/_/ 同時進行ドキュメント 自治基本条例in明石
              条例案見直し賛同署名は累計309名に
       約30名の市民が参加し、市と意見交換会

     明石市の自治基本条例案の慎重な取り扱いを求める市長宛の意見書と、
    市議会に同条例案の内容充実と慎重審議を求める請願書への賛同者は、
    このマルマガ読者の方々のご協力も得て1月30日までに309名に達
    しました。
     うち明石市内在住者は全体の55%、明石と関わりの深い隣接地の神
    戸市在住を含めると71%を占めました。東京や埼玉、長野などの遠方
    からも応援の賛同が寄せられましたが、明石市が条例づくりの参考とし
    た豊中市の市民が「今ひとつ出来の悪い豊中の事例が影響を与えて申し
    訳ない」とたくさんの賛同者を集めて送っていただいたのが目を引きま
    した。
    
     このメルマガを通じてご支援いただいた方々には、厚く御礼申し上げ
    ます。
     この賛同者名簿は、1月31日に開催した「これでいいのか自治基本
    条例!! 市と市民の条例案説明&意見交換会」のあと、市にあらため
    て提出し、意見交換会で指摘した問題点について条例案を再検討するよ
    う要請しました。

   _/_/ 3月議会の議決にこだわらず、慎重な検討求める

     この日の意見交換会は、意見書を提出した「自治基本条例の慎重な検
    討と審議を求める市民の会」が主催し、市が共催者として実現しました。
    会場は市役所の会議室。条例づくりを担当している総務部の部長、次長、
    条例担当課長、総務課長、係長のほか、コミュニティ推進部の部長と推
    進室長の7名が出席しました。市民は意見書提出を議論してきたメンバ
    ーのほか、賛同者に加わった市民や、開催を新聞で知った市民など約30
    名が出席し、約3時間半にわたって丁々発止の議論を展開しました。

     市民側は、「市の条例づくりに反対しているのではなく、恥ずかしく
    ない、誇れる条例にするために問題点を絞って再検討と慎重な取り扱い
    をしてもらいたい」と、主要な論点についてたくさんの市民が納得いく
    対応を求めました。

     もっとも時間を費やしたのは、市民への周知不十分なまま、2月に成
    案を得て3月議会で議決という拙速な進め方への疑問でした。
    ◇条例案ができてから市民に直接説明し意見を聞く機会を持たずに、な
     ぜ慌てて3月議会での議決を急ぐのか。
    ◇検討委員会の段階では、小学校区や中学校区で2回にわたって説明と
     意見交換をする機会を持ったのに、成案ができた段階でなぜ市民に周
     知する時間をとらないのか。
    ◇条例策定のプロセスこそ、市民の関心を高め、住民自治を高める絶好
     の機会なのに、なぜ貴重な機会を生かさないのか。
    ◇これからの市政は市民の協力がなければ成り立たないから自治基本条
     例をつくるのに、肝心の情報共有や市民参加をないがしろにするので
     は、条例をつくる価値が減退する。

     こうした疑問点が次々に出されましたが、市側は、
    ◇検討委員会で2年間にわたり議論してもらい、提言書をまとめてもら
     った。足かけ3年の時間を費やしてきたのだから、十分検討してきた。
    ◇検討段階で市民の意見は聞かせてもらったので、今度はどの段階で参
     画していただくかの問題だ。条例を早く施行して、次のステップに進
     んでから、あらためて参画していただく。
    ◇この条例を早く成立させて、市民参画条例や協働のまちづくり条例な
     どの個別条例の検討に新年度から早く入りたい。
    ―と答え、あくまでも3月議会での議決を求める方針を繰り返しました。

     このほか、市民側は、
    ◇条例の位置づけは、当初から市が説明していた“最高規範”性を明確
     にするべきだ。自治の基本を定める条例が、趣旨を最大限尊重するで 
     は“自治体の憲法”である自治基本条例の意味がない。最高規範には
     絶対従わねばならないが、最大限尊重するでは、精いっぱい尊重する
     が従わない場合もあるということになる。
    ◇市民の“行政への参画”と“情報の共有”には、企画・構想段階から
     市民が参画し、意思形成過程の情報を共有することを明確にするべき
     だ。
    ◇協働のまちづくりには、地方分権の推進や地域内分権の視点を明確に
     し、地域まちづくり組織と市の関係を明確にして、市の権限委譲や財
     政的な支援を行うことも盛り込むべきだ。
    ◇同時進行している新しい総合計画づくりは、自治基本条例の理念や原
     則、策定作業の進めかたについて情報共有と市民参加のモデルとして
     進めねばならないことを明らかにするべきだ。
    ―など条例案の修正を求めました。

     この日の会合では、市からは納得できる答えは得られませんでしたが、
    条例としての構成や表現についても整合性を欠く点が少なくないことも
    指摘し、真摯な再検討を要請しました。

   _/_/ 3月議会へ条例案の充実と慎重審議求める請願書提出へ

     この日の意見交換会のあと、市民の会は同会場で会合を開き、予定通
    り、3月市議会へ請願書を提出することを決めました。請願書は添付の
    通りですが、1月22日の会議で決めた案を一部修正し、2月早々から
    議会の各議員への働きかけをはじめることになりました。

     請願書は「現行の条例案のままでは、自治基本条例がめざす“自治体
    の憲法”としての最高規範性が担保されないだけでなく、この条例の制
    定によって明石市の市民自治をより高めていくという目的を達すること
    ができなくなる」との懸念を示し、次の4点の修正を求めます。

     嶌嚢盖範」であることを明確にする。
    企画・構想段階から市民が参画し、意思形成過程の情報を共有するこ
     とを明確にする。
    条例の検証・見直しの条項には、施行後の条例をフォローアップする
     ための市民、議員、行政三者による「検証・見直し委員会」の設置を
     明記する。
    ぞ鯲秬定後速やかに、市民参画条例や協働のまちづくり条例、住民投
     票条例の検討委員会を発足させることを附則に明記する。

     また「市議会の条例案審議にあたっては、議会の審議状況を市民に直
    接説明し、市民の意見を直接聴く場を設けること」を要請します。議会
    審議を通じて、条例の中身を良くしていくとともに、議会審議のプロセ
    スを生かして市民の関心を高めていく必要があるからです。


     _/_/ 明石市の自治基本条例策定の足どり
    
    2007年7月 検討委員会スタート(委員14名)
    2007年9月 住民自治研究会あかし発足
    2007年10月 住民自治研究会あかしが検討に関する提言書提出
    2007年10月 住民自治研究会あかしが市議会に要望書提出
    2008年6月 住民自治研究会あかしが地域自治組織の具体化へ向け
            ての意見書提出
    2008年8月 検討委員会の中間まとめフォーラム
    2008年9〜11月 28小学校区で「中間まとめ」の意見交換会
    2009年5月 第27回検討委員会で提言書最終まとめ案
    2009年8月 検討委員会が提言書(基本的な考え方)提出
    2009年11月 検討委員会が提言書報告フォーラム
    2009年12月 市が条例素案発表
            (年末年始でパブコメ実施1/12締め切り)
    2010年1月 住民自治研究会あかしが意見書提出(12日)
    2010年1月 市が検討委員会へ条例案を説明(16日)
    2010年1月 市が市議会総務常任委員会に条例案報告(22日)
    2010年1月 住民自治研究会あかしが市と意見交換会開催(31日)


    ◇明石の市民自治        http://jichi-akashi.com/
        ◇住民自治研究会あかし  http://jichi-akashi.com/jichi.html
        ◇明石市自治基本条例    http://jichi-akashi.com/kihon/


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_/_/_/ まちづくり異聞(イベント案内、その他)

   /_/ 集住フォーラムin神戸
     〜ストック時代の豊かなマンションライフをめざして 供
   
     _/ 2010年2月6日(土)10:00〜16:45
        グリーンヒルホテル神戸
        (神戸市中央区加納町2―8―3、地下鉄新神戸から徒歩5分)
        主催:集合住宅維持管理機構(マンションドクター)
           関西分譲共同住宅管理組合協議会(関住協)

      ,覆く楽しく住み続けるためのコミュニティ 10:15〜12:15
       基調講演&コーディネーター 松本 誠(市民まちづくり研究所)
       報告パネリスト
        六甲アイランド・イーストコースト7番街 荒井昌三さん
                 (NPO法人六甲Sun-ty倶楽部理事長)
        神戸灘区・楠丘マンション 理事長 櫻井治男さん
        千里津雲台A23・24住宅

      ▲泪鵐轡腑鵑鯆垢使う・設備改修事例報告 13:15〜14:45
        ・給排水設備の改修事例 宇野康彦さん(機構主任専門委員)
        ・電気設備の改修事例  廣田義則さん(機構専門委員)

      F段鵡岷蕁慎疇山惻忘得検 15:00〜16:45
       「大正時代の鉄筋コンクリートが甦った求道学舎再生」
         講師:近角真一さん(集工舎建築都市デザイン研究所)

      ◇参加費:無料(資料代 1000円)


   _/_/ 武庫川流域委員会の全体会議 再開後の日程
      (傍聴自由、審議資料も配布。傍聴者発言の時間もあります)

          _/ 2010年1月26日(火)第55回流域委員会=終了しました。
 
       2010年2月10日(水)13:30〜 第56回流域委員会
        尼崎市中小企業センター1階多目的ホール
        尼崎市昭和通2-6-68 TEL: 06-6488-9501

     武庫川流域委員会は2006年8月末に「武庫川の総合治水に向けて」
    と題した提言書を河川管理者の兵庫県知事に提出、ダムに依存しない新
    しい川づくりのあり方を武庫川で先導的に実現するよう求めました。2
    007年10月に河川整備基本方針案を答申したあと、県が当面する2
    0年〜30年間の河川整備計画の原案づくりを進めてきました。
     1月26日に再開された全体会議で、県は整備計画の原案を提示。今
    後20年間の整備計画の中では新規ダムを位置づけないダムなし計画に
    踏み切りました。
     
     今年は兵庫県が2000年9月に武庫川ダム計画を白紙に戻し、武庫
    川の治水対策についてゼロベースからの議論をはじめて、ちょうど10
    周年になります。国の河川行政も政権交代によって「ダムに頼らない総
    合的な治水」に転換しようとしています。兵庫県がその先導的な役割を
    果たせるかどうか、注目される流域委員会です。
     新規ダム計画が整備計画から消滅する見通しになりましたが、今後は
    ダムに代わる総合治水のモデルをめざして、流域委員会の審議は続きま
    す。
     3月以降の委員会日程は次のとおりです。
    
    3月4日(木)13:30〜  西宮市民会館    第57回流域委員会
    3月24日(水)13:30〜 逆瀬川アピアホール 第58回流域委員会
    
    武庫川流域委員会http://web.pref.hyogo.jp/hn04/hn04_1_000000070.html

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_/_/_/ 発行: 市民まちづくり研究所 / 松本誠 MATSUMOTO,Makoto
        http://matsumoto2008.com
        e-mail:makoto@matsumoto2008.com
        e-mail:matsumoto-mk@nifty.com
        ※ご意見・ご感想をお寄せください。
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        ※転送・引用・その他の活用を歓迎します。
         活用に際しては発行者の著作であることがわかるようにしてください
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最終更新時間:2010年11月28日 02時48分29秒