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第14号 2010.1.19 まこと流まちづくりの地平

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                   _/_/ まこと流まちづくりの地平 _/_/
                 _/_/_/ 第014号_/_/ 2010/01/19 _/_/

_/_/_/ 同時進行ドキュメント 自治基本条例in明石
              2日間で142名の賛同署名
       「自治体の憲法」生みの苦しみを発信、共有

     明石の松本誠です。
     21世紀も10年経ち、2010年はこの国も「新しいかたち」をめ
    ざして本格的に始動すると期待していたら、なにやら前世紀の遺物のよ
    うな「政治と金」にまつわる暗い話が増殖し、国民が期待する政策転換
    や社会システムの転換にブレーキがかかるような気配になってきました。

     前世紀の遺物のような政治家がまだまだ健在で、永田町では綱引きが
    絶えませんから、まだしばらくは私たちもこのような情景から逃れられ
    ないのかもしれません。大事なことは、いずれ消え行く運命の前世紀の
    政治家たちのドタバタに惑わされて、市民が大事なことを見失ってはな
    らないことです。メディアも、何が大事なことかを見失わず、“幕間”
    の出しものに目を奪われることなく、「国のかたちと政治の転換」とい
    う本筋を見失わない報道を望みたいものです。

     さて、永田町と霞ヶ関のドタバタはさておき、地域の足元では確実に
    地殻変動が起きています。「まちづくり」は市民が主体の地域や社会を
    創りだしていくムーブメントですから、まこと流まちづくりの地平は徹
    底して地域と自治体に目を据えます。

     元旦のメルマガで紹介した明石市の自治基本条例づくりは、年末に発
    表された市の条例素案が市民主体の検討委員会でまとめられた「提言書」
    と大きく異なる中身だったため、急遽、「自治基本条例の慎重な検討と
    審議を求める市民の会」を発足させて、素案の問題点を指摘するととも
    に条例案の慎重な取り扱いを求める意見書を今月12日、北口寛人明石
    市長に提出しました。

     このいきさつについては、9日にメルマガ読者にも配信させていただ
    いたメルマガ番外編「緊急賛同署名のお願い」に記しました。賛同者署
    名は上記の市民の会のメンバーが手分けして集めたものが中心ですが、
    メルマガ読者からもネットを通じてわずか50時間ほどの間に55名の
    賛同者署名がメールにて届きました。賛同者は12日朝までに142名
    に達し、同日午前に名簿を添えて市長に提出しました。

     その後も続々と賛同者名簿が寄せられており、市民の会は今月1月31
    日に開催することになった市幹部との意見交換会まで追加署名を継続し、
    条例案の再検討と慎重審議を市と市議会に迫っていくことにしました。

     たくさんの賛同者のメッセージに、今回の運動は大きく励まされてい
    ます。さらに、この問題は明石の問題だけでなく、全国の自治体と市民、
    行政に共通する重要な課題であることもメールの返信者と共有できまし
    た。メールをいただいた方々には、簡単にお返事を差し上げましたが、
    連日連夜パソコンに向かっていると、私たちのこの運動の詳細をもう少
    し発信していくことが必要だと感じました。全国の方々だけではなく、
    このメルマガを読んでいただいている多くの地元の方々にも、こうした
    動きや問題点はあまり伝わっていません。

     このようなことから、このメルマガは当面、明石での自治基本条例づ
    くりの大詰めの動きを、市民の対応を中心に同時進行ドキュメントとし
    てご報告していくことにします。
     この間しばらくは、「明石まちづくり小史」は休載することになりま
    すが、このドキュメント自体が将来の「まちづくり小史」になることを
    めざして、2010年代前段の「自治体の憲法」制定の事例としたいと
    考えています。すでに他の地域での自治基本条例づくりの取り組みにつ
    いて返信の中で情報もいただいています。そうした各地の情報交流も視
    野に置き、ご紹介していきたいと思っています。
    
     よろしくお付き合いください。


   _/_/ 意見書への賛同署名は1月末まで継続中

     上記のように、意見書への賛同署名は1月31日に行われる市幹部と
    の意見交換会で追加提出します。このため、賛同者署名を継続して呼び
    かけています。
     署名は賛同者名簿として提出しますので、メールで氏名と住所をお送
    りいただくだけで結構です。

     賛同者は明石市内在住の有無を問いません。基本条例案には、市民の
    定義として市内在住者のほかに「明石市内で働き、もしくは学ぶ者、明
    石市内で事業活動もしくは市民活動を行う者または団体」とあります。
    明石市の行政や住民自治、市民活動に関心を寄せ、応援、連帯していた
    だいている方々は、だれでも明石市の行政に意見を述べる権利がありま
    す。その権利を保障するべきだと考えるからです。市民活動に行政区域
    の境界はありません。
     12日に提出した賛同者名簿142名のうち、市内在住者は60%、
    隣接する地域の方々も多いですが、神戸・阪神間や県内各地をはじめ大
    阪、奈良、京都、長野、東京、神奈川、埼玉、熊本など全国各地から寄
    せられています。

     もちろん、家族の一人ひとりにも意見を述べる権利があります。家族
    ぐるみの署名も見受けられます。集会の場だけでなく、家庭で、職場で、
    道端で、まちのここかしこで、自治基本条例すなわち「自治体の憲法」
    のあり方をこの国の市民が語り合う光景が広がれば、この国は着実に変
    わっていくことかと期待しています。

     提出した意見書と賛同者署名の呼びかけ文、および賛同者署名用紙を
    添付しておきます。メール最後に記載していますFAXでお送りいただ
    いても結構です。



     _/_/ 明石市の自治基本条例案を考える拡大研究会
      主管:住民自治研究会あかし
         上記意見書を提出した「市民の会」の賛同者会議を兼ねます
         多数ご参加ください

          _/ 2010年1月22日(金)18:00〜22:00
          明石市男女共同参画センター第3会議室(明石駅前アスピア北館7階)

         1月12日に明石市長に提出した「自治基本条例案の慎重な取り扱い
    を求める意見書」の提出者と賛同者の会議として開催。16日に開かれ
    た条例検討委員会の審議状況や、同委員会で市が提示した修正案につい
    て議論します。また、1月31日に開催が決まった、市の説明と意見交
    換会について協議します。意見書に賛同した方々も含めて、幅広い方々
    のご出席を呼びかけます。



     _/_/ 自治基本条例案についての説明と意見交換会
      主催:住民自治研究会あかし
         自治基本条例の慎重な検討と審議を求める市民の会
      共催:明石市
             
          _/ 2010年1月31日(日)13:30〜17:00
       明石市役所 南棟1階会議室
       どなたでも自由に参加できます

     12月に明石市が発表した自治基本条例素案、および1月16日に市
    が公表した修正案をもとに、昨年8月の検討委員会の提言との相異や条
    例の位置づけ等について、よりよい自治基本条例にしていくために、市
    民と市が率直に意見交換する。慎重な取り扱いを求めた意見書に対して、
    市が積極的に意見交換会に応じて急遽開催されることになった。



     _/_/ 自治基本条例案を審議する明石市議会総務常任委員会
                   
          _/ 2010年1月22日(金)10:00〜
       明石市役所 市議会棟委員会室
      どなたでも傍聴できます。条例案についての審議を見守りましょう


    ◇明石の市民自治        http://jichi-akashi.com/
        ◇住民自治研究会あかし  http://jichi-akashi.com/jichi.html
        ◇明石市自治基本条例    http://jichi-akashi.com/kihon/


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_/_/_/ まちづくり異聞(イベント案内、その他)

     _/_/ 武庫川流域委員会の全体会議が再開されます

          _/ 2010年1月26日(火)13:00〜17:00
      尼崎市中小企業センター1階多目的ホール
        尼崎市昭和通2-6-68 TEL: 06-6488-9501

     武庫川流域委員会は2006年8月末に「武庫川の総合治水に向けて」
    と題した提言書を河川管理者の兵庫県知事に提出、ダムに依存しない新
    しい川づくりのあり方を武庫川で先導的に実現するよう求めました。2
    007年10月に河川整備基本方針案を答申したあと、県が当面する2
    0年〜30年間の河川整備計画の原案づくりを進めてきました。26日
    にはその原案が流域委員会に提示されます。

     今年は兵庫県が2000年9月に武庫川ダム計画を白紙に戻し、武庫
    川の治水対策についてゼロベースからの議論をはじめて、ちょうど10
    周年になります。国の河川行政も政権交代によって「ダムに頼らない総
    合的な治水」に転換しようとしています。兵庫県がその先導的な役割を
    果たせるかどうか、注目される流域委員会です。26日は150名程度
    の傍聴席を用意して、多数の市民の傍聴を期待しています。
     小生は、この流域委員会の委員長に就任して7年目の正念場を迎える
    ことになります。

    武庫川流域委員会http://web.pref.hyogo.jp/hn04/hn04_1_000000070.html

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_/_/_/ 発行: 市民まちづくり研究所 / 松本誠 MATSUMOTO,Makoto
        http://matsumoto2008.com
        e-mail:makoto@matsumoto2008.com
        e-mail:matsumoto-mk@nifty.com
        ※ご意見・ご感想をお寄せください。
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        ※転送・引用・その他の活用を歓迎します。
         活用に際しては発行者の著作であることがわかるようにしてください
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最終更新時間:2010年11月28日 03時02分42秒